2010-01-01から1年間の記事一覧

フジロックフェスティバル '10 7/30

金曜日。7:00東京駅発、8:11越後湯沢着の新幹線に乗る。今年は張り切って、ゴールドウィンのC3fitというスポーツタイツを買ってみた。足が疲れないんですってよーという評判を鵜呑みにして、ピッチピチのタイツをはく男。足元は4年連続のnewbalance。そしてN…

『バード★シット』

日曜日。新宿武蔵野館でロバート・アルトマン『バード★シット』。 原題:Brewster McCloud(1970)素晴らしすぎてびっくりした。こんなに遊びまくっていて、それなのにかなりの予算を投じて作られていて、しかも映画的な無責任さとカタルシスに溢れた映画は…

山本直樹『レッド 第4巻』

レッド(4) (KCデラックス)作者: 山本直樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/06/23メディア: コミック購入: 4人 クリック: 65回この商品を含むブログ (23件) を見る第4巻読了。ついに印旛沼事件へ。次の巻ではいよいよ山岳ベースへ入るのだろう。wikipedi…

『アイアンマン2』

6月12日。川崎のIMAXシアターにて『アイアンマン2』。IMAXだけど別に3Dじゃないですよ。敵役のミッキー・ロークが弱すぎで、しかも本来はトニー・スタークの負の部分というか、テクノロジーの光と影みたいに描かれるべきキャラクターなのに、途中で脚本がグ…

トマス・M・ディッシュ『歌の翼に』

歌の翼に(未来の文学)作者: トマス・M・ディッシュ,友枝康子出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2009/09/30メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 81回この商品を含むブログ (25件) を見る国書刊行会の<未来の文学>シリーズ、トマス・M・ディッシュ『歌の…

『戦闘少女』

5/25。池袋シネマロサで『戦闘少女』。監督は坂口拓×井口昇×西村喜廣。エンドクレジットで誰がどのパートの監督だったのがわかるが、あんまり違いは感じなかった。井口監督の『片腕マシンガール』『ロボゲイシャ』の系譜の作品ということで、始まる前からも…

『不戦勝』

5/28。シアターイメージフォーラムでイエジー・スコリモフスキ60年代傑作選『不戦勝』。こちらも何度も落ちてしまったのが心残り。ラストになぜか猛烈に日本映画っぽさを感じたのはなぜだろう?妻が『エッセンス・オブ・スコリモフスキ』を買ったので今度ち…

『身分証明書』

5/28。シアターイメージフォーラムでイエジー・スコリモフスキ60年代傑作選『身分証明書』。むちゃくちゃカッコいいのだが、疲労と英語字幕/日本語字幕(訳がちょっとアレな感じ)で脳が疲れまくってしまい、何度か落ちた。悔しいがしょうがない。すごいお…

『顔』

5/28。シネマヴェーラで阪本順治監督、藤山直美主演の『顔』。顔 [DVD]出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ発売日: 2007/01/27メディア: DVD クリック: 17回この商品を含むブログ (13件) を見る公開時にテアトル新宿で観て、その後も何度からケーブルテレビと…

『ラスト・ワルツ』

5/30。バウスシアターで爆音映画祭。マーティン・スコセッシ×THE BAND『ラスト・ワルツ』。ラスト・ワルツ(特別編) [DVD]出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン発売日: 2008/11/19メディア: DVD購入: 1人 クリック: 6回…

『彼方からの手紙』

5/30。バウスシアターで爆音映画祭。瀬田なつき監督作品『彼方からの手紙』。彼方からの手紙、と来ればスチャダラパーの名曲を思い出さずにはいられないのだが、果たしてその通りにスチャダラの曲からインスパイアされた映画だった。では音楽は全然ヒップホ…

『宇宙戦争』

5/30。バウスシアターで爆音映画祭。スピルバーグとトム・クルーズの『宇宙戦争』。爆音で鳴り響く異星人のマシンの異音。人間の踊り食い。ダコタ・ファニングの悲鳴。そして何も出来ず逃げ回るだけのトム・クルーズ。ダコタがちっともかわいくないのだが、…

5月に観た映画は22本

5月は仕事がそれなりに忙しかったこともあって、映画はいつものペースで観てるんだけどTwitterにちょこっと書くだけでここには書けなかった。(ってここ最近そればっか言ってるけど)まあ、今日は時間がちょっとだけあるので、出来る限り書いてみよう。途中…

『川の底からこんにちは』

うまいなぁと素直に思ってしまう映画。監督は83年生まれ。岩松了すごい。そして満島ひかりはやっぱりすごい。「どうせわたしたちは中の下なんですから、がんばるしかないんですよっ!」という開き直りは、実にうまく2010年のちょっと元気のない世界に向けて…

『ヒーローショー』

6月1日。シアターN渋谷で『ヒーローショー』。90分くらいのバイオレンス&青春ものかと思っていたら、135分もあって、しかもバイオレンスも青春もあくまで副次的な素材に過ぎないという、恐ろしいほどに引き込まれる作品だった。これはオススメですよーとか…

伊藤計劃/『虐殺器官』

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)作者: 伊藤計劃出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/02/10メディア: 文庫購入: 75人 クリック: 954回この商品を含むブログ (517件) を見る俺はなんという傑作を読んでなかったのだろうという悔恨にかられる小説。読もうと思わな…

東京 1-0 新潟

twitter効果てきめんか。どうぜメモ程度しか書かないのだからblogにわざわざしたためる必要もない。最近長い文章が書けない。そういうこと。でもとりあえず書いてみよう。5月22日土曜日。天気いい。去年の駒沢開催(清水戦)の時は、なんとなく電車に乗るの…

『もうひとつの世界』

4月29日。有楽町朝日ホールでイタリア映画祭2010。ジュゼッペ・ピッチョーニ監督作品『もうひとつの世界』。クリーニング屋のオッサンと修道女の物語。まったく接点のなさそうな二人が事件によって無理矢理に交流させられてしまう。メインの二人だけじゃなく…

最近聴いた音楽

これも新譜のみをメモ程度に・・・。旧譜はいつ何を買ったのかもう分からない。置き場所もメチャクチャだし。新譜はCDも買うけど、iTunesにあればそっちを買うという感じになりつつあるような気がする。(だからAmazonのリンク貼るのはちょっと違うのかもな…

最近読んだ本

これはもはやブログですらないな・・・とりあえず列挙するだけ。何が言いたいかと言うと、映画観てるばっかりで全然本を読んでない、ということです。 『鈴木先生 第9巻』 鈴木先生 9 (アクションコミックス)作者: 武富健治出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2…

『SR サイタマノラッパー』

4月12日。新宿バルト9で『SR サイタマノラッパー』。去年ロサで観て以来二度目。凱旋上映という言葉がまさにふさわしい。月曜で冷たい雨の降る夜だったが満員だったし、IKKUもTOMもTECも終演後に感激冷めやらぬ観客たちを出迎えてくれてまた感動。去年観た時…

『月に囚われた男』

4月25日。恵比寿ガーデンシネマで『月に囚われた男』。なかなかに面白かったが、中盤で謎が明らかになって以降は定型をなぞるだけのようになってしまいちょっと残念。最後にもう一つどんでん返しがあると予想したのだが違った。ちょっとレトロなフィルムの質…

『オーケストラ!』

4月25日。ル・シネマで『オーケストラ!』。「オンボロ楽団たちの感動と奇跡の物語!!」という感じの予告編を観ただけで、ああ本編観なくてもだいたい内容が分かっちゃうなー、しかも観客からのスタンディングオベーションのシーンまで映しちゃってるしなー…

マノエル・デ・オリヴェイラの映画

4月11日。ユーロスペースで『夜顔』と『永遠の語らい』。5月3日。岩波ホールで『コロンブス 永遠の海』。(岩波ホールでやってた『ノン、あるいは支配の虚しい栄光 』は観に行くことが出来なかった。) 永遠(とわ)の語らい Um Filme Falado (2003年) 夜…

『カケラ』

4月24日。ユーロスペースで『カケラ』。冒頭、いきなり満島ひかりが早稲田という設定でウケた。そうだったのか。そこそこの大学生活。そこそこの彼氏。だぼだぼの服、リュック。そこにあらわれるリコちゃん(中村映里子)というのは、アリスのチェシャ猫的で…

『隣の家の少女』

4/21。シアターNで『隣の家の少女』。ジャック・ケッチャムの原作小説は「最悪の読後感を味わわせてくれる小説を教えてください。」とかに基準となる小説としてあげられるほどの劇薬小説だが未読である。河原で出会う少年と少女。boy meets girlの爽やかな青…

『第9地区』

4月9日。丸の内ピカデリーで『第9地区』。どんな言葉でこの作品のことを誉め称えればいいのか悩む程に素晴らしい映画だった。もう1回観たい、と見終わった瞬間に思った。これから観に行かれるみなさんは、とにかくどういう映画なのか先入観を持たず、ただヨ…

Pavement JAPAN TOUR 2010 @新木場STUDIO COAST

4月8日。新木場Studio CoastでPavementの再結成ツアー。過去に何回観てるんだろう?新宿にあったリキッドルームとかブリッツとか。懐かしいな。そして再結成の集金ツアーだとしても、ペイブメントである以上行かないわけにはいかなかった。19時ぴったりに始…

『スリップ』

1週間遅れで感想を書く。ポレポレ東中野でR18 LOVE CHINEMA SHOE CASE Vol.7。鎮西尚一監督『スリップ』。素晴らしかった。あらゆるシーンが、決して超絶的な技巧や光や風景や演技がそこにあるわけでもないのに、かけがえのない一瞬として映画の中にあった。…

『イサク』

4月1日のことを今頃書くなんて。。でもポレポレ東中野でR18 LOVE CHINEMA SHOE CASE Vol.7。『イサク』。いまおかしんじ監督の2009年作品。去年はこれ観るためにピンク上映館に行こうと思っていたのに逃してしまっていた。いままでのいまおかしんじ作品と違…