フジロックフェスティバル '10 7/30

金曜日。7:00東京駅発、8:11越後湯沢着の新幹線に乗る。今年は張り切って、ゴールドウィンのC3fitというスポーツタイツを買ってみた。足が疲れないんですってよーという評判を鵜呑みにして、ピッチピチのタイツをはく男。足元は4年連続のnewbalance。そしてNorthfaceのレインウェア。

去年ほど並ばずにシャトルバスに乗り込む。みつまた地区の宿に荷物を置いて、さっさと会場へ。バスが着くとリストバンドの交換の列が出来ていて、40分くらいかかった。会場に入るとちょうどグリーンの最初のSuperflyの音が聴こえてきた。これは正直全然好きじゃないわキツい。。と思いつつ、ヘブンへ向かう。

キセル

ヘブンで夏野菜とチキンのカレー(量も味もダメだった)を食いながら、東京エール(旨い)を飲みながらキセル。いきなり寝そうになるよいい意味で。まったりと始まった今年のフジロック

ヒカシュー

オレンジコートでヒカシュー。これはもうホントにびっくりした。フェスらしくないことこの上ない、不穏なオッサンたちが、摩訶不思議な歌と演奏をビシッと決めて、その抽象的で野性的な音に客たちがノックアウトされていくという感じ。ヒカシューってこんなにヤバかったんだ、と反省。巻上公一口琴すごい。頭でっかちなニューウェイブバンドじゃなくて、あくまでフィジカルな音が基本のバンドだった。大きく拍手。

The Cribs

だらだらとグリーンステージへ行き、The Cribs。もはやイギリスの若手バンドはまーったく知らないのだけど、このバンドにはジョニー・マーが加入しているというので、それは見なアカンやろということで。スミスというよりもジャムみたいなバンドで、演奏もガツガツ荒くて、なかなかにいい感じであった。ジョニー・マーのギターは特に目立つ訳でもなく、本当にバンドの一員という感じでそれはそれで好感度高い。

Jaga Jazzist

アヴァロンでご飯食べて(演奏してた「橋本・F・高橋」というバンドがとってもアニメ声で、しかもスゲエ人気だったからなんだろうと思ってたら、どうやらチャットモンチー(よく知らない)の覆面バンドだったらしい)ダラダラしていたら雨が降り始める。ついにきたよ。

ホワイトステージでJAGA JAZZISTノルウェーからの大所帯バンド。メンバーみんな楽器を変えまくる。マルチプレイヤーだらけ過ぎて、1曲の間にも何度も楽器を変えて演奏するメンバーもいるし、演奏は巧みで音はマジカルで、圧倒されるステージだった。カテゴライズが難しいんだけど、生音のエレクトロ・ミュージックという感じ。フレーズのループと、その場で重ねていく音の巨大壁画という感じ。とても良かった。みんなクールな中で、デブのドラマーだけが一生懸命MCしてて微笑ましかった。

Dirty Projectors

雨はどんどん本格的になっていった。オレンジに移動して、Dirty Projectors。なんという夢の編成。かわいい女子3名に冴えない男3名。しかも中心のギターボーカルは冴えない風体に変態ギターを繰り出して、スットコドッコイな声で歌いユラユラするのだが、それを女性たちがしっかりコーラスで支えるのだ。しかも音はスットコドッコイというか、変なリズムと人力ループが癖になる味わい深い曲ばかり。これはすごいねー。ちゃんと予習しておいてよかったよ俺。

Broken Social Scene

更に振り続ける雨。オアシスに移動して、雨に打たれながらジンギスカン丼を食べる。さすがにビールを飲む気も失せたので、ホットワインを飲んでレッドマーキーへ。

Broken Social Scene。カナダのバンド。いやー、雨を避けてレッドマーキーへ人が集まってきたのかと思ったら、メチャクチャ人気のあるバンドでした。(俺が良く知らなかっただけ・・・)雨のツラさが吹き飛ぶいい演奏。このバンドもマルチプレイヤー多かったな。最近のバンドはみんな二つくらい余裕で楽器出来ないとダメなのかしらん。(三日間通してポリバレントなプレイヤーが目立つフジロックだった。)男声と女声のカラミがいい。客席も大満足という感じで、ああ良かった良かったと思いつつ屋根の外へ出る。雨は弱いながらもまだ降っている。

ホワイトに移動して!!!も見ようかと思っていたのだけど、妻と意見が一致して帰ることに。雨、睡眠不足、体力の限界、後まだ二日ある!ということで。まだ22時くらいだったのでサクっと帰って、風呂入って暖まって、即就寝という初日。(7/31に続く)