『月に囚われた男』

4月25日。恵比寿ガーデンシネマで『月に囚われた男』。

なかなかに面白かったが、中盤で謎が明らかになって以降は定型をなぞるだけのようになってしまいちょっと残念。最後にもう一つどんでん返しがあると予想したのだが違った。ちょっとレトロなフィルムの質感と月面の表情はいいと思う。あと非人間的なグローバル企業が牛耳る未来、というのは現代のSF(っぽいの含む)映画の一つの定型なのかもしれないが、ちょっと単純過ぎる気がする。

でも、やはり登場人物である彼(彼ら)へのシンパシーは確実にあった。正しく現実と繋がっているSFだからだろう。