FUJI ROCK FESTIVAL '12 7/29

最終日。この日も快晴。チケット完売してる日だけあって、人が多い。コワイ。。

ゴジラ放射能ヒカシュー

バンド名からしてまったく予想もつかない楽団だけど、めちゃくちゃ楽しみにしてた。実態はヒカシュー渋さ知らズチャラン・ポ・ランタン+マリアンヌ東雲。まずはヒカシューで何曲かやったあと、ゴジラ対ヘドラのテーマソング『かえせ!太陽を』。これを2012年の日本で、最高にファンキーにやりきってしまうことに興奮した。モスラの曲、ゴジラのテーマ、そして最高に上がったのはなんといっても『怪獣大戦争マーチ』。チャラン・ポ・ランタンアコーディオンが、渋さホーン隊と互角にやり合う姿がなぜだか怪獣同士の戦いのようで、ワケもわからずに泣きながら盛り上がってしまった。今年のフジロックで、ローゼス以外で一番盛り上がったのはこの曲かも。

そして最後にRadioactivity(放射能)のカバー。真摯に、力強く。ゴジラ放射能ヒカシュー 素晴らしい。

奇妙礼太郎トラベルスイング楽団

ずっとライブを見たかったんだけど、初めて見たよ。奇妙礼太郎素晴らしかった。「イエー!」って叫びがあんなにまっすぐに響いて、観客に届く人は中々いない。清志郎とかエレカシの宮本を思わせる、力強い叫び。ヘブン全体でオー・シャンゼリゼ歌って、なんかとっても幸せな気分になった。『君が誰かの彼女になりくさっても』名曲やね。

百々和宏

アヴァロンでボーっとしながら聴いてた。良かった。

A 100% SOLARS

チャボがゲストで出てきてうれしかった。

YAEL NAIM

寝ながら聴きました。いい感じでした。

加藤登紀子

通りすぎようと思って通りかかったヘブンでやってたお登紀さん。歌に引き込まれて聴いていたら、なんと『さくらんぼの実る頃』と『時には昔の話を』を歌ってくれて、なんか俺、気がついたら立ち尽くして号泣してた。なんというか、映画『紅の豚』を思い出してとかじゃなくて、ホントに色んなことがあったなあ、この10年でも、この1年でも・・と思ったら、どんどん泣けてきて、なんか止まらなくなって・・という感じです。

一枚残った写真をごらんよ
ひげづらの男は君だね
どこにいるのか今ではわからない
友達もいく人かいるけど
あの日のすべてが空しいものだと
それは誰にもいえない

ゴジラ放射能ヒカシュー

あんまり良かったので、アヴァロンでもう1回観た。

DUMPSTAPHUNK

ちょっとだけ。ベースがぶりぶりぐいぐい鳴ってたが、疲れてノレず。

EXPLOSIONS IN THE SKY

インストバンドモグワイ風。でもモグワイよりもかなり緻密に構成されてて、演奏も上手くて気持ちいい。最後の曲あたり、夕暮れの淡い色合いと、音のシャワーがシンクロしたように思えて、かなり感動してしまった。周囲もみんなうわーって叫んでいたような気がする。いいバンドといいステージの出会いだった。

THE DIRTY DOZEN BRASS BAND

この日は終始、グリーンステージには近づかなかった。(レディオヘッドにはまったく興味がない)すごい混雑になりそうだったから。本当はオレンジコートのトリの渋さ知らズオーケストラで締めようと思ってたんだけど、人が多くてグリーンステージを通り抜けられなかったらどうしよう・・という恐怖にかられて、DDBBでアガリとさせてもらうことに。

ヘブンでDDBB、ゆるーく始まりながらも、どんどんみんなを踊らせていった。俺もこれが今年の最後のバンドだーっってテンションアガってしまって、ビール飲んでピョンピョン踊ったり声出したりしながら観た。幸せなバンド、幸せなオッサンたち、幸せな僕ら。

レディオヘッド待ちで大混雑のグリーンステージを抜けて、ガラガラのバスに乗って宿へ。心地よい脱力感。昔だったらこんなに諦めよく帰って来ずに粘っただろうな・・と思いつつ、まあ歳をとったことは素直に認めようじゃないかと思いつつ。