パラダイス・ガラージ『実験の夜、発見の朝』12th Anniversary Deluxe Edition

実験の夜,発見の朝 -12th Anniversary Deluxe Edition-

1998年の奇跡の名盤。僕とパラダイス・ガラージ／豊田道倫の出会いの１枚。

このアルバムを聴いた時の衝撃はものすごくて、「パラダイス・ガラージばっかり聴いてていいのか？」みたいな文章を書いてこぐまレコードにアップしたことを覚えている。

本当にずっとこればっかり聴いていたし、頭の中は「恋」のフレーズがぐるぐる回っていたし、旧作も買い漁ったなあ。リマスターされたこの音源も、当時のようにヘッドフォンでまた聴こう。

福富幸宏、内田直之、伊藤英嗣、金剛地武志のインタビュー掲載のブックレットも充実してて読み応えがあった。DVDはこれからゆっくり見ようと思う。

本当に12年間聴き続けてきたアルバムで、「恋」「青春の乱れ射ち」「中之島図書館」とか特に好きだ。

誰も知らない歌を　くちびるに　街を歩いてる

「恋」

1998年。渋谷のスクランブル交差点にはまたTSUTAYAがなかったそうだ。あの頃の自分と今の自分。変わってないような気もするし、変わったような気もする。豊田さん自身がライナーノーツに書いているように「同じ言葉　繰り返してる」のかもしれない。いや、そうやって繰り返している人をみて、必死に励みにしているだけなのかもしれないけど。