東京 1-1 鹿島

まだ少し寒い土曜日の午後、味の素スタジアムで鹿島戦。開始早々にPKで先制するも、その後に追加点を奪うことができず、逆に前半の間に追いつかれてしまった。鹿島相手に最悪な事態は「先取点を取られる」ことだから、それは免れたわけだが、せっかくの先制のアドバンテージも途中で手放してしまった。

後半は両チームとも手堅く守りつつも、攻めるところは攻めて、なかなかに緊張感のあるいいゲームだったように思う。特に鹿島が点を取るぞ、とハッキリしかけてきたラスト10分くらいの時間帯の迫力に対して、東京もそれなりに跳ね返してカウンターしたりというあたりはじんわりと昂りながら見ていた。少なくとも眠くなったり、シラケたりというゲームではなかったが、なんかラッキーでもいいから勝ちたかったな。

鹿島というのは僕がJリーグの中でも一番いやだなーと思うチームで、もう小笠原のブレーなんかエイリアンとかプレデターみたいに怖いし、チーム全体がひとつの意志をもって動く様子は(本当にかなりの敬意を込めて)知的なモンスターのようで嫌でたまらない。そういう「怖さ」に対して闇雲な勢いだけで勝つのではなくて、じんわりと冷静に対峙して引き分けたというのは、まあ悪くないというか、今後にも期待出来るのではないかという気がする。というか次は勝っておくれ。