「狼の死刑宣告」

日曜日。シアターNで「狼の死刑宣告」。
爽やかな秋晴れの朝、血みどろで、最後には誰一人として幸せにならないことが見る前から分かっている映画を、映画の日なので1000円で見た。

満足の1本。監督は「ソウ」ジェームズ・ワン。後半、銃によって人間の体が破壊される描写の職人技も凄いし、ほとんど休息もなく続く復讐の連鎖が面倒くさい説明なしですぱっと100分で収まってるのも凄い。あと、駐車場のワンカットでのアクションもいい。まんま「タクシー・ドライバー」なシーンも楽しいし、幸せになるとしたら、それは登場人物たちではなく、この映画を見ている観客だという、まさに古典的な暴力についての映画。