TSUTAYAでレンタル。城定秀夫監督の「ホームレスが中学生」。「
ホームレス中学生」に便乗してタイトル落ちだけを狙った作品・・・では全然なくて、なんとも心暖まる真っ当過ぎるくらい真っ当な映画でした。ちゃんと現実があった上でファンタ
ジーがあって、そこにベタな色づけがされている。ただ、主人公のホームレス(須崎くん)が、圧倒的な異物感を醸成しているので、ベタな展開なのに緊張感が続く。ラッパが吹く姿がかっこいい。そして映画研究会のカメラというフィルタを一旦通して親子の「和解」が成立する構造というのがとても良かった。これが「映画」じゃなくて「スポーツ」や「勉強」が媒介だったら、きっとここまで素直に感動出来なかっただろうな・・と思う。