「イエスマン YESは人生のパスワード」 

日曜日。新宿ピカデリー「イエスマン YESは人生のパスワード」

自己啓発セミナー(全ての選択が求められる場面で必ず「YES」と言わなければならない)で人生が変わる男の物語。以上。・・・で終わってしまっても構わない映画なのに、なぜかさわやかな読後感というか。観客が映画を見ながら、この自己啓発、マジでいいんじゃないか?と思ったりすれば思うツボの、よく出来た娯楽作品的シナリオなんだと思う。ジム・キャリーが恋に落ちる女の子のキャラがイイ。

あと、こうなったらイヤだなーと思ったのが、この映画を新人研修とかで見せる企業が出てきたらかなりひきますね。外食産業とかでやりそうで怖い。

あ、そう言えば、「断る力」という本も売れてるみたいで(俺は読まないけど)。この映画はその逆を言いつつも、結局は同じことを言っているような気がします。すなわち、人間は自分の人生をコントロールしたいと思っていて(本当は出来ないのに)、なんとなくコントロール出来てるように錯覚するために色んな「ルール」を自らに課するということ。

個人的には「断る力」よりも「イエスマン」の方がなじみがよくて、飲み会の誘いは基本的に断らない方向でやってきている。ま、どうでもいいことだけど。

断る力 (文春新書)

断る力 (文春新書)