2008-2009

去年は大晦日にこんなことを書いていた。→2007-2008。ここでは来年こそは踏み出そう!に書いているつもりなんだけど、今年はそれ出来たかというとそんなことはなくて、むしろ状態は悪化したのではないかとすら思っている。決めない、変えない、引き受けない、そんな感じの逃避的傾向。人生に困ったことが起きるのは好ましい事態ではないが、あまり困ったことが起きないのも停滞を引き起こす大きな要因である。

ちょっと前にも引用したんだけど、トイ・ストーリー

「バズ、俺達飛んでるんだ!本当に空を飛んでる!!」
「飛んでるんじゃない、カッコつけながら落ちてるだけだ」

というシーンがあって、これはとっても素敵なシーンなんだけど、どうしてそんなグッと来たのか考えてしまう。

トイ・ストーリーは子ども目線で言えば、オモチャは実は生きている!というワクワクするような想像の物語だが、オモチャ側から見れば、バズが「自分はヒーローではなく、ただのオモチャだ」と自覚し、現実を受け入れる悲しい物語だ。ただし、その現実を受け入れて、「空を飛べない自分」を理解したバズが、それでも空を飛んでしまう(正確には花火でぶっ飛ばされて落ちているのだけど)ところに感動してしまう。

現実を受け入れること。オモチャは空を飛べないと知ること。それと空を飛んでみせること(もしくは飛んでいるかのように振る舞うこと)は矛盾しない。何かしらやり方はある。そういうことについて、遅まきながら学んでいく必要があるのだろうと思う。自分が間違っていることもたくさんあるし、世界が間違っていることもたくさんあるだろう。とにもかくにも、やっていくしかない、という結論に落ち着いたのである、今日のところは。

というわけで、何やらよくわからないことを書いてしまったけれども、皆さん、よいお年を!そして来年もよろしくお願いします。

In the papers, on the TV screens
Pictures of Adolf again
As sure as I sit here, there will appear
Pictures of Adolf again


You're wrong, you're wrong
Throw down your cards
You're wrong, you're wrong
If you say Adolf he wont come


(中略)


Thats a choice, thats a choice
Sooner or later
Thats the choice, thats the choice
That you're all going to have to make


from "Pictures of Adolf Again" performed by Jim O'Rourke