LOU REED'S BERLIN
シネクイントでLOU REED'S BERLIN。ジュリアン・シュナーベル監督作品。
完璧に「ベルリン」を再現する。本当にそれだけの映画。一応キャロラインのイメージ映像が挟まれるのだけど、結局これは相当にカットされているのではないだろうか?やっぱりこの演奏をメインにした映像にしよう、と。それが正しい気がする。「ベルリン」を映画的に再現しても陳腐かもしれないし、ルー・リードが作ったのはまるで映画のような、それでもやっぱりロックのアルバムだったのだから。
バンドも最高だし、コーラスもいいし、何より指揮者(!)がいい。ほとんど彼が演奏をコントロールしているようには見えないんだけど。ルーのバンドは大学の教授がやってるバンドみたいだ。でも楽しそうなのがいい。"Caroline Says II"に泣き、The Kids, The Bedと続いてラストに流れる"Sad Song"の美しさに震える。長い間このアルバムを聴いてきたけど、やっと本当の素晴らしさを理解したような気がする。
アンコールで"Candy says"が演奏されるのが、このボーカルが素晴らしくてびっくりした。アントニー。なんという歌声。
What do you think I'd see / If I could walk away from me
- アーティスト: ルー・リード
- 出版社/メーカー: BMGインターナショナル
- 発売日: 2000/04/21
- メディア: CD
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