片腕マシンガール

火曜日、シアターN片腕マシンガール
全編を通じてただの一度も裏切らない、まさに夢が夢のまま完成した映画。ちょっと裏切られたのは穂花のお色気シーンがあるかと思っていたのに無かったことくらいで、逆にその胸にはドリルが蠢いていたのだ。なんという悪夢。全てが予想出来るお約束の展開ながら、畳み掛けるように進んで行く展開の切れ味は素晴らしく、血飛沫が最後まで飽きることなく飛び散る。個人的にはアミの友達のヨシエちゃんが凄い可哀想(な死に方)であった。。(あんまりこうゆうこと書くと引かれるんだろうな、と思いつつ)

この映画を見た後に、再度この直井君、秋葉原事件の犯人はウンコを浴びれば良かったのに〜を読み直すとなんとも感慨深いものがある。

こんなにも世界は豊かだ。女子高生がマシンガンで忍者をぶっ殺すむちゃくちゃな映画を命をかけて作ってる人たちがいる程度には豊かだし、そのことをもっと楽しめるのに、と思う。人はウソをつくことが出来る。ウソを創ることができる。完全なウソもつきつづければ、いつか本当になる。井口監督の映画には、いつもそういうこと願うような、生真面目で壮大なウソがあるような気がする。