シネマヴェーラ内田吐夢110年祭。「土」と「大菩薩峠」の二本立て。
「土」はオリジナルは消失していて、現存する唯一のフィルムであるドイツで発見されたものでの上映だった。1939年の映画で、音声が非常に聞き取りづらく、ドイツ語字幕付きだが、俺はドイツ語が(第二外国語だったのだけど)まあーったくダメだということがよくわかった。読めた単語「おじいちゃん」ぐらいだったもの。

貧しき農民の生活。おそらくは左翼的文脈の中で撮られているのだろう、まさにどん底を描く映画。火事のシーンはものすごい迫力。