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- 出版社/メーカー: IMAGICA TV
- 発売日: 2008/05/31
- メディア: DVD
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全映画史上の最高傑作、と言われるわけがわかった。現実を描くこと/逃避することが、映画というものが延々と繰返している行為であるならば、その「映画を作る」という行為自体をメタレベルで描き、かつそこからも更に逃避することをexitとするのがこの映画である。つまりおそらくは、その逃避/妄想は更なる上のレベルで繰返されて行くのであり、合わせ鏡のように無限に、または手をつなぎ輪になって踊るこの映画のシーンのように、終わりのない運動となる。
それを地獄ととるか、祭りととるか、フェリーニは後者と言い切ってしまうことで、多くの人々を自分の妄想の共犯者にしてしまうのである。共犯にしてくれてありがとう、と言いたくもなりますね、確かに。