ゲーデルの哲学―不完全性定理と神の存在論

ゲーデルの哲学 (講談社現代新書)

ゲーデルの哲学 (講談社現代新書)

いやーわかっちゃったよ、不完全性定理・・・という訳にはいかないが、「わかったような気になる」には十分ではないだろうか。
それはたぶん、数式じゃなくて、アナロジーで説明されるから。しかもゲーデルの伝記的内容も含むので、目が眩みそうな論理の迷宮にも、息抜きがあるという感じがする。

まともに考え出したら、きっとまともではいられないのが不完全性定理。我ら凡人は、その狂気にも似た直感/証明に驚嘆の声をあげるのみでいい。