FUJI ROCK FESTIVAL '11 7/29
1999年が初参加で、行かなかったのは2006年だけだから、もう12回目か・・・のフジロック。もはや惰性だよなんて言ってみたりはするけれども、こんだけキッチリ行ってるってことはやっぱり好きなんでしょうね。どうやら。
7/29金曜日。去年と同じ7:00東京発の新幹線に乗る。今年の装備はほぼ去年と同じ。newblanceの靴は5年目ということでソロソロ寿命かも・・と思いつつ、c3fitのタイツ、ユニクロのハーフパンツ、アディダスのジャージ、NORTH FACEのレインウェアなどで挑む。今年新たに買ったのはColemanの折りたたみ椅子。去年までは300円くらいで買った簡素なものだったのだけど、それがブッ壊れたので、思い切って十倍くらいの値段のするちゃんとしたヤツを買ってみた。でもコレ、運ぶのが大変だな・・と思いつつ。
新幹線の中では新潟地方に大雨警報が出ていて、在来線も運休しているというアナウンスがあった。8:11越後湯沢着。小雨が降っている。今年は、初日のみ越後湯沢駅近くのホテルで、2日目、3日目はみつまた地区の宿。ホテルに荷物を置いてからバスに並んだ。
30分ほど待ってバス出発。すいすい進んで、バスから降りてレインウェアを着込んで、リストバンド交換も並ばなかったので、なんと10:30頃にはオアシスでビール飲んでた。
DAD MOM GOD / 毛皮のマリーズ
グリーンステージでぼんやりしていたら、清志郎の『田舎へ行こう』が流れてきた。10秒間の黙祷をして、最初のアクトが始まった。DAD MOM GOD。スカパラの冷牟田さんのバンドらしい。ぼんやり眺めつつ、ホワイトへ移動。ホワイトでは毛皮のマリーズが始まっていた。へえー、初めて見るけどこんなキャッチーなバンドなんだあ、という感じ。いい意味で80年代の日本のロックバンドみたい。今の俺には響かないけど、きっと若くしてこういうバンドに惹かれる感じはよくわかるわー(偉そうに)と思いながらメシとビール2杯目。
ソウル・フラワー・ユニオン
そしていきなりこの日一番楽しみにしてたソウルフラワー。この日もNORTH FACEの下はソウルフラワーTシャツだったんだけど、結局雨と寒さで一回も脱がなかったな。40分の持ち時間だったので、彼ら恒例のサウンドチェックと称して、5分くらい前倒しで演奏始めちゃうヤツやるかなーと思ったら案の定「サウンドチェックやで」と言いながら「松葉杖の男」。アカンいきなり涙が。。
1. 月光ファンファーレ 2. 荒れ地にて 3. 風の市 4. 満月の夕 5. 神頼みより安上がり 6. 海行かば 山行かば 踊るかばね 7. ブルー・マンデー・パレード 8. うたは自由をめざす!
短すぎるけど濃密な時間。ラストは2年前と同じく、メンバーが退いたあともうたは自由をめざす!の声がしばらく続く幸せな終わり方だった。やっぱり今年、2011年という年に苗場でソウルフラワーユニオンは演奏しなければいけなかったと思うし、それを見ることが出来てホントに良かったと思った。
サニーデイ・サービス
実は僕はサニーデイ・サービスは別に好きじゃなくて、でも世代的には周りに好きな人も多くって・・という感じで、この日も特に見るつもりはなかったんだけど、オレンジに行くつもりがグリーンに戻ってしまって、マヌ・チャオまでは時間あるしなーという感じでホワイトで見た。ゆるーいムードでみんな楽しそうだったし、いい歌だなーとか思ったりした。
MANU CHAO LA VENTURA
初日、一番燃えたのはこのライブかもな。。グリーンでマヌ・チャオ。結構前まで行ったらさっきまでライブやってた曽我部さんも近くにいた。 たった4人で驚くほどにコクのある演奏をしたかと思うと、ぶっ飛んだテンションでパンクをブチかます。そのパターンの繰り返しなんだけど、どんどんと演奏も見ている側も熱くなっていって、最後は狂乱の宴になっていた。マイクを左胸に何度も何度も叩きつけるマヌ・チャオに涙。あの高揚感は凄かった。。
RON SEXSMITH
フィールド・オブ・ヘヴンに移動してロン・セクススミス。初めて生で見たロンセクさんはこんなに太ってるんだ・・とちょっと思った。もちろん言うまでもなく全てが地味なライブ。でもいい歌なんだから仕方ないという感じ。いい歌でいい声でいい演奏。ただそれだけ。よかった。
ソウル・フラワー・アコースティック・パルチザン
アヴァロンでメシでも食うか。。と思ったらまだやってたよソウル・フラワー・アコースティック・パルチザン。しかもメンバーはユニオンのフルメンバー。「極東戦線異常なし」は「あの戦争をやめさせろ」の部分が原発に変えて歌われた。全部聴きたかった。アンパンマンのテーマ聴きたかったなあ。
AMADOU&MARIAM
この日一番踊ったバンドかも。盲目のアマドゥさんとマリアムさんを中心に、アフロ・ビートなんだけど、かなりコンテンポラリーなロックとかファンクよりの演奏がひたすらにカッコいい。雨は一番強い時間帯だったけど、気にせずに前の方で踊り続けた。じゃがたらの「君と踊り明かそう日の出を見るまで」というアルバムタイトルを思い出した。オッサンなのに楽しすぎて笑顔で踊り続けてしまったよ。アマドゥさんとマリアムさんが仲睦まじく演奏するとこ見てたら泣けて仕方なかったよ。終わらずに鳴り続けて欲しい至福の歌とギターとビート。すばらしい。ありがとう。
SAM MOORE / WIDESPREAD PANIC
体力をかなり使ってしまったし、雨は降り続いているし、まだ一日目だし・・ということでここから後は休憩モード。サム・ムーアさん魅惑のソウル・レビュー。でもオレンジの泥沼が辛くてずっと見ていられなかった。WIDESPREAD PANIC、ちょっと押しで始まった。演奏は気持ちよい。ヘブンの雰囲気も良くてまったり。