『官能の帝国4』 (前半戦)

また始まったシネマヴェーラのロマンポルノ特集。気づいたらまたブラブラと円山町に向かっている日々。やっぱり60~70分という短さが気楽でいい。

『若妻官能クラブ 絶頂遊戯』

つい先日、実は3月に亡くなられていたことが発表された日向明子さん主演。ショートカットがかわいい。割とどーでもいい艶笑譚だけど、夜のテニスコートのシーンとか無駄にテンションがあがる。カメラマンって色々と(性的に)酷いってのは定説なのか(笑)

『現代娼婦考 制服の下のうずき(ニュープリント)』

曾根中生。やっぱり色々とおかしい。重さと無意味さが無造作に同居してる。長いはずのドラマの一部だけだから奇妙な感じが拭えなかったのかも。

『ダブルベッド』

実は初見。藤田敏八監督作品。柄本明岸部一徳大谷直子石田えり高橋ひとみ・・・豪華だ。。全共闘世代がオッサンになって、なにやら色々と悶々としてやったりするだけという・・・こういうダラダラした映画が大好きだし、柄本明がかっこよくて大谷直子がかわいい。

『夢犯』

石井隆原作。フィルム欠けまくりで色々とテンション下がった。バイオレンスがもっとすごくないとやっぱりこういうハードなのは楽しくないなあと。古尾谷雅人がちょー若いのだけど、フィッシュマンズの佐藤くんみたいに見える。むかし同じタイトルで片岡礼子が出てたのはこれのリメイクなんだろうな・・

『(秘)ハネムーン 暴行列車』

貨物列車に忍び込んで逃避行する男ふたりと、結婚式場から誘拐された花嫁。いつしか彼らには友情のようなものが芽生え・・ってアメリカ映画的だなあと思ってたらまさにラストはアメリカン・ニューシネマ。色々と笑ってしまうところも多いけど、楽しかった。

『闇に浮かぶ白い肌(ニュープリント)』

資産家の兄と妹。それを狙う兄の嫁。盲目の妹の手を引く犬の名前はジェロニモ。ぐっと重いけど、それが滑っていない。面白かったんだけど、なぜかサスペンスの一番山場あたりで寝てしまった。。

『処女のはらわた』

13日の金曜日とか死霊のはらわたとかを盛大につっこんだロマンポルノかつスプラッターな映画。これもやっぱりカメラマンは最低の人種という設定だ。出演者の余りに80年代なムードにひいたけど、すごく真面目にふけて作られていて、狂った演出とともにかなり印象に残る一本に。(調べてみたらやっぱりこの映画は海外の好事家に需要があるみたいで、DVDは”Asian Cult Cinema Extreme Horror Collection”としてアメリカのAmazonとかでは売ってるみたい)