豊田道倫&ザーメンズ 2011 SPRING COLLECTION

5月3日、O-Nest豊田道倫&ザーメンズ。友川カズキ、クリトリック・リスと共演。

震災直後の3月20日のライブが流れてしまったので、それの振替公演のような位置づけだったらしい。(「蝉」が見たかったんだよなあ)

この日はGWのど真ん中で、かなり耳障り(笑)なバンド名のためか、動員的には苦戦という感じのライブだったけど、やっぱり行って良かった。

DOMMUNEで観たライブが素晴らしくて超期待していたクリトリック・リス。この日も素晴らしかった。アホらしく、涙があふれる。あべちゃんの歌とかじゅんこの歌とかのんちゃんの歌とか、音源化されていないのが勿体無くてたまらない名曲たち。パンいちになる勇気はないけど、スギムの真似して、拳握って歌いたくなる。ラストまさかの「なごり雪」の熱唱でノックアウトされた。なんでやねん。

続いて友川カズキ。ライブ観るのはたぶん初めて、のはず。ド迫力の狂い咲きと枯れた風情が同居する異空間。原発のことをたくさん仰っていた。「すごいバンド名に挟まれてしまった」って確かに。

そして豊田道倫&ザーメンズ。年末に見たときよりは格段に(?)バンドっぽかったかな。MCも少なく、演奏はやっぱりグダグダなところとメチャクチャカッコいいところの振れ幅が大きい。Boys Don't Cryという曲が一番好きなんだけど、これはラストの三輪二郎の締めまで含めて、完璧にロックンロール。そして「DJ親心」はやっぱり今年のテーマソングかもしれない。

お前より醜いよ/お前より先はないよ/お前より終わってる/お前はなんであきらめてる

ライブが終わって、雨はまだ薄く降り続いていた。豊田さんのCD-Rを買って帰った。