スポポリリズム/VOL.11 “音楽と映画の世界へようこそ”。そして「spotted701 vol.13」

3月19日。三軒茶屋Grape Fruit Moonでspotted701 vol.13の発売記念のイベント。今回もちょこっとだけ原稿を書かせて頂きました。(『ランニング・オン・エンプティ』と『裏バイブル』DVD)もうちょっとガツンとくるような文章を書きたかったですが、まだまだ修行が足りないということです。

最初は見汐麻衣×吉田悠樹。歌もギターも二胡もうっとりするように美しかった。高田渡のカバーとか「ダイナマイトが150屯」も良かった。
次のMARKが衝撃で、びっくりしたのですぐに御本人からCDを買ってしまいました。素晴らしい。
豊田道倫三輪二郎川本真琴。3人で演奏された三輪二郎の曲がとても良かった。豊田×川本真琴のデュエット「移動遊園地」。いつもの曲が更に違う曲に変化していた。男声と女声の絡み合いで、それぞれの歌詞が違って意味を持ったように感じた。
ライブと映像を見ながらハートランドを2本飲んで、ああ音楽と映画は楽しいよなとかうっかり言ってしまいそうな、すっかりいい気分になった連休前の夜だった。

SPOTTED701/VOL.13

SPOTTED701/VOL.13

雑誌の方は、あの創刊時のペラペラの冊子から数年。すっかり立派になって、今回はなんと表紙がツルツルになっててびっくりした。七尾旅人さんによる川本真琴新作アルバムの文章が素晴らしかった。その隣にあるMARKの『バイブル』レビューも良かったし、あれ?映画の雑誌だったはずだけど、まあ別に音楽のことが乗っててもええやんという雑さとかが今の雑誌という感じがする。入稿から完成までのスピード感とかも含めて、今の時代に「雑誌」というのはこれくらい好き勝手なものでないと伝わらないし、俺も欲しいと思わない。(・・・そしてそう思える雑誌に関わらせてもらって俺は実にウレシイ、ということです。)