2009-2010

去年は大晦日にこんなことを書いていた。→2008-2009

はははと笑うしかない。今年も同じです!以上!!としたいところだが、そうも行かないと思うので今年も書く。同じようであっても、1つとして同じ日はない。ブログを書くようになって10年以上そう思って書いてきたし、だからやっぱり似ているようであっても今年は今年。今までとは違う1年だったのだ。

色んな人が亡くなった。Twitterでたくさんの訃報が流れた。僕のおばあさんも亡くなった。映画をたくさん観た。仕事は概ね落ち着いていたが、退屈だと言えば退屈だったのかもしれない。年始に痩せようと思ったが年末には太っていた。サッカーはそれなりに見に行った。本はあまり読まなかった。Twitterでは楽しい言葉もたくさん流れた。部屋に置ける本やCDが飽和量となったせいか、あまりモノを買わなくなった。服もあんまり買ってない。酒はよく飲んだ。

それら全てが、この1年に起こった出来事だ。似たようなことは起こるかもしれないが、完全に同じことは起こらない。過ぎてしまえばそれらを再び体験することは出来ない。出来るのは思い出すことだけだ。だけど「思い出すこと」はいつも都合よくねじ曲げて脳内で語り直されるので、信用する事は出来ない。

だからこれからは、感情を丁寧に記録することも大事だけど、その時に思ったことや感情に従って、なるべくタイムラグがなくそのことをアウトプットし、行動をしていったらいいんじゃないか、と思った。別にこれからはもうblogじゃなくてTwitterの時代だ・・とか言いたいわけじゃなくて、もっと瞬発力を高めていきたいなーという話。

暗い事を考えてたら、それだけで平気で1年なんて過ぎてしまう。世界は良くなっているのか/悪くなっているのかなんてわからない。それでも確かなことは、人が生きていて、人が死んでいくということ。

もう何度目の引用になるかわからないけど、やっぱりこの歌を最後に。1990年、忌野清志郎が39歳の時のアルバムの曲だ。僕も再来年にはその歳になる。

おとなだろ 勇気を出せよ
おとなだろ 知ってるはずさ
悲しいときも 涙なんか
誰にも 見せられない


おとなだろ 勇気を出せよ
おとなだろ 笑っていても
暗く曇った この空を
かくすことなどできない


ああ 子供の頃のように
さあ 勇気を出すのさ
きっと 道に迷わずに
君の家にたどりつけるさ


おとなだろ 勇気を出せよ
おとなだろ 知ってることが
誰にも言えないことばかりじゃ
空がまた暗くなる


RCサクセション「空がまた暗くなる」