いろいろテレビで観た映画のメモ

ま、我ながら映画館にもよく行ってると思うけど、テレビでやってる映画も録画して観たりしてるので、そのメモメモ。

名作との噂は聞いていたが、やっと観ることが出来た。噂に違わぬ傑作。最後はボロボロ涙が出た。すごいよしんちゃん。しんちゃんがタワーを登るだけで、ゼイゼイハアハア言うだけであんなに泣くとは。

きっとそれは「未来」をこんなにもノスタルジーと対立させる形で提示して、それでいて自己啓発セミナー的な「夢」に落ち着く訳でもなく、笑いと不格好な生への欲望として描くことで、対立を共犯関係へと変質させているからだ。未来は不安で暗いに決まっている。ただそれを明るくするのはどこかの誰かではないのだ。

とてつもなく本気で強い映画だと思った。そして今までこんな素敵な映画を見逃していたことを後悔した。

何度も見てるはずだが、その度毎に印象が違う。昔はモヒカン姿とか、鏡の前で銃を撃つポーズをするところにグッと来たが、今は前半のポルノ映画館に行くシーンとかにグッとくる。

岡本喜八監督作品。鶴田浩二、宝田明、三船敏郎・・・スターがいっぱい。昔の日本は貧しくて、そして本物のスターがいたんだなーという感じ。

吉高由里子かわいい。ARATAこわい。ただ映画としてはなんだかよくわからない。