ソウル・フラワー・ユニオン/年末ソウルフラワー祭2009@yebisu LiquidRoom

12月12日土曜日。まさにお祭り。人生おめでとう!という言葉が師走の恵比寿で嘘じゃなくひびく。中川氏はいきなり最初のMCで「TwitterのTL見てたらさー」みたいなことを言ってて思わず笑ってしまう。Twitterを通して世界を見ると、その様子はそれまでとはまた少し違うだろう。もちろん、音楽で踊り歌いながら見る世界も。

「月光ファンファーレ」で始まり、最後の「荒れ地にて」まで3時間近い演奏。ゲストはゼロ、最初から最後まで鉄壁の6人のみ。いつも演奏される曲はもう良いに決まっていて特に言葉を加えることもないのだけど、古い曲の「もぐらと祭り」とかは嬉しかった。今聴いても充分にカッコいい。

人生は素晴らしい/人生はくそったれ、この両方をまっすぐに音楽にして届けているソウルフラワーのライブはいつも楽しくて感動的だ。

このライブの3日後、12月15日の夜に祖母が亡くなった。95歳だった。死んでいく人のために、そして生きていく人のために音楽が鳴らされる。この日は僕にとっては、祖母の追悼の前夜祭のようなライブだったのだと今になって思う。