新潟 1-1 東京

土曜日。テレビでJリーグディヴィジョン1最終節。前夜はガラにもなく夜更かしして、ワールドカップの組分けを見ていたりしていたわけで、一夜明ければ今シーズンも最後の試合という、なんとも世界とローカルを繋ぐ素敵な一日。(ま、新潟には行かずテレビで観たんだけど)

テレビで見る限り、新潟はとっても寒そうだったが、選手たちはとても集中しているように見えたし、平山の落としからの中村北斗のゴールはかっこ良かったし、後半もそれなりにチャンスは作っていたし、藤山の投入&浅利がピッチに入る・・というところで、この日の完璧な最後(=勝利)を予想してしまったのだけど、サッカーというのはやはり残酷なもので、その願いは終了間際のコーナーキックからヘディング一発で打ち砕かれたのでした。

でもね、それでも良かったと思うよ。最後に懸命に走る、攻撃する、守る浅利さんを見ることが出来て。

出来合いの引退試合じゃなくて、ちゃんと勝負のかかった真剣な試合で、そこで勝てなかったからってなんだと言うのだ。そんな勝ったり負けたりの浮き沈みこそが、彼らがとてもとても長い間このチームでやり続けてくれたことなのだから。その浮き沈みをずーっと、僕らと一緒に受けとめて来たのだから。ありがとう。ありがとう。そしておつかれさま。

追記:この日をもって、天皇杯で勝ち残っているチームを除いて2009年のシーズンが終了。FC東京以外の話題だと、松本山雅JFL昇格と湘南の昇格はなんとなくめでたいなあと思う。落ちていくチーム、チームを解雇される人、去る人、いろいろ悲しい出来事はあるが、サッカーは続く。その意味が良くも悪くも、歳をとってよーく分かって来たような気がする。いつまでも終わらないし、終われないんだな、サッカーは。まさに人生。