山城新伍とその時代「塀の中の懲りない面々」

日曜日。シネマヴェーラ山城新伍追悼特集「塀の中の懲りない面々」。これ監督が森崎東だったのね、今日知った。

昔テレビで観た印象しかなかったけど、なかなかどうして面白い。小柳ルミ子がすごく奇麗。柳葉敏郎は寝ながら「インターナショナル」歌うシーンでもしやと思ったけど、彼の役はその後に「超法規的措置」で脱獄して行く城崎勉だったのだwikipedia:城崎勉。このヘリコプターのシーンは子どもの頃は何のことやら訳がわからず、親に説明してもらったような気がする。


糸井重里がゲスト出演しているが、これがびっくりするくらい真面目に演技している。江夏豊が出ていたり、ケーシー高峰のオカマ芝居が神がかっていたり、なんか楽しき哉80年代という感じもする。ただ、山城新伍演じる看守が「この国はみんながいじめ、いじめられることで出来てるんだ!だから俺もおまえを徹底的にいじめてやる!」(意訳)と叫ぶシーンはドキッとした。