キューバ映画祭2009「苺とチョコレート」
ユーロスペースでキューバ映画祭2009。「苺とチョコレート」
自由と芸術を愛する同性愛者のディエゴと祖国を愛する生真面目な大学生ダビド。生き方も考え方も全く異なる二人が、偶然アイスクリーム・パーラーで出会う。最初は嫌悪感を抱くダビドだったが、独自のスタイルを持つディエゴの生き方に次第に魅かれていく。しかし、周りの偏見からディエゴは苦しい立場に追いつめられ…。青年2人の友情を通して社会の矛盾を描く感動作。
TSUTAYAではゲイ・ムービーのコーナーにあるらしい。日本で公開もされてるしキューバ映画としては最もメジャーな部類?の作品のようだ。
なんとなくよく分からない箇所もあったのだけど。上映終了後に「『苺とチョコレート』にみるキューバ/東京大学教授 野谷文昭氏」というトークショーがあったので、それを聞いて色々と合点がいった。やっぱりキューバという国は、映画的なドラマのコンテクストから離れたところがあって、その「分からなさな」が面白かったりする。特に愛国者であるはずの、共産党員であるところのダビドが、キューバの芸術家を全然知らない・・・という視点は、解説を聞くまでは正直よくわかっていなかった。
でも事情を分かった上で観てみれば、キューバ版の「童貞をプロデュース。」とも言える作品で、コメディでもあり悲劇でもある映画だということがよく分かった。途中でちょっと寝たりしたし、もう1回観ればきっともう少し咀嚼/消化出来るはず。
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