「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」をもう1回見に行った。

土曜日。7月末で東京テアトルの無料ポイントの期限になるので、もう1回見ておきたくなってシネセゾン渋谷へ。(ちょっとどうかしていたのかもしれないけど)

1回目に見たときよりも何倍も楽しめた。やっぱり眼鏡の新キャラの女の子はいらないと思うけど、エヴァンゲリオンとはそもそもああいったオタク男子に都合のいい美女の詰め合わせみたいな設定なので仕方がないと言えば仕方が無い。1回目には気になって仕方なかった「物語がどう進んで行くのかを詳しく追う/その為には些細な会話を聞き漏らさない。」という作業をせずに、純粋に絵と音と感情を楽しんでみたら、とってもよく出来た娯楽作として楽しむことが出来た。

電車のシーンと、使徒を食らうところは「千と千尋の神隠し」だし、3機のエヴァの全力疾走やシンジ君の「そんなの関係ねえ」はとってもコミカルだ。ポニョなシーンも一瞬あった。そう、そもそもエヴァンゲリオンは臆面もなくそんなサンプリングが山盛りのDJ作品でもあるのだから、あんまり難しく考える必要もないのだ。

やはりラストの感情の噴出/音楽/台詞/映像は圧巻で、アニメーションであれだけの情動のエクスプロージョンを表現した映画は過去になかったんじゃないかと思う程。あれだけでもこの映画は僕の記憶に残るだろう。ごちそうさまでした。