「グラン・トリノ」
先週の水曜日。渋谷東急でクリント・イーストウッド「グラン・トリノ」。
間違いなく号泣。映画館全体から鼻水をすするような音がした。いやマジで。
よい物語というのはウソの連続である。たとえばこの映画のウォルトのような偏屈な老人が、スーみたいな女の子と仲良くなるのもファンタジーだし、現実のチンピラたちとのいざこざはもっと大変かもしれない。だけど、こういう素晴らしい映画でよく起こるのが、ウソの連続がいつの間にか本当のことを語り出す、ということ。ウォルトの物語は、いつのまにか我々の物語になっていた。
最後は我々はあの場にいて、そこで起こることを目撃する。そして涙を流す。あんな風に「グラン・トリノ」に乗ってみたい。もしくは「グラン・トリノ」を誰かに託したい。いやその前に「グラン・トリノ」を作らないとね。
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