行く行くマイトガイ 性春の悶々

1975年。井筒和生(井筒和幸)監督作品。三上寛主演。若者の悶々は簡単に映画に出来るけど、ちゃんと映画にするのは難しいのだろうと思う。だけど井筒監督のデビュー作は、ただ悶々としているのではなく、どこか薄気味悪いほどに何かを抱えた三上寛の存在がすごくって、映画として成り立っている。「自動車ショー歌」が流れるシーンが好き。