チェチェンへ アレクサンドラの旅

先週の土曜日。ユーロスペースアレクサンドル・ソクーロフ「チェチェンへ アレクサンドラの旅」。おばあさんが孫のいる駐屯地に行く。ただそれだけの物語。戦闘シーンもないし、事件らしい事件もない。だから映画を見る側が、その奥に何が映っているのかを考えなければならない。映画を見ながら、そこに映っていないことを想像する映画でした。(途中で何度が集中力が切れてしまったりもしたが・・・)

映画終了後に「若松孝二監督トークショー」があって、面白かった。派遣村の人たちはみんなで国会に突入すればいい。千人くらい逮捕されたら警察も政府も困ってなんとかしなきゃってなるんだよって暴論(正論?)とか。次回作は江戸川乱歩の「芋虫」。そして山口二矢の映画とのこと。スポンサー募集中です!と豪快にいい放つ監督がかっこよかった。

トークショーの模様はこちらに→若松孝二監督トークショー