新・自虐の詩 ロボット小雪
- 作者: 業田良家
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2008/07/30
- メディア: 単行本
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「自虐の詩」の夫婦の物語が、金持ちの高校生とロボットの女の子の話になっただけ?と思わせる前半から、後半は一気に格差社会を正面から語るような内容へと変貌する。ロボットが人間と触れ合ううちに心を持つ・・・という設定はありきたりなんだけど、なぜか全くありきたりに思えない物語になっている。なんなんだろう?この迫力は。
小雪は言う。
世界中の向こう岸を解放するつもりです。
自虐の詩の「人生には意味がある」から、更なる気高い言葉への跳躍。そして人間はいらなくなるのか?