MASH
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2007/01/26
- メディア: DVD
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野戦病院で繰り広げられる、軍医たちの乱痴気騒ぎ。ドリフのコントで言えば、ドナルド・サザーランド(ホークアイ)が志村けんでエリオット・グールド(トラッパー)が加藤茶という感じか。これがカンヌにアカデミーにゴールデングローブ受賞というのだから、まったく賞を与える側も、素晴らしくふざけている。「戦争への風刺」としてバカをやっているというよりも、そもそも粗雑でふざけていて、バカなことばかりを考えてしまう人間が、なぜか戦争をやらされているということなのだろう。憤慨するよりも笑ってしまう。
登場人物の内面は一切出て来ないし、瀕死の重傷者は書き割りよりも存在感がない。見終わった後は主題歌の"Suicide Is Painless"がぐるぐる頭を回る。これもすばらしい歌。
マニック・ストリート・プリーチャーズがカバーしている。