拷問者の影 新しい太陽の書[1] ジーン・ウルフ

拷問者の影(新装版 新しい太陽の書1) (ハヤカワ文庫SF)

拷問者の影(新装版 新しい太陽の書1) (ハヤカワ文庫SF)

長らく絶版になっていた「新しい太陽の書」の新装版。これはもう、間違いなしの最高の作品。出会えて良かった。読まずに死ねるか、と言っても決して大げさではない。
ケルベロス第五の首」も素晴らしかったが、この「新しい太陽の書」も凄い。帯の「史上最高のファンタジイ降臨!」は嘘ではない。SFとかファンタジーとかのジャンルを超えて、現代英語文学の最高峰と言われるのも頷ける。(とか言いつつまだ1巻読み終わっただけなんだけど)これから貪るように次を読みたい。

ファンタジーのようでガチガチのSFであり、幻想と哲学が自由に遊ぶ小説。カバーイラストはちょっとアレだけど、いやはや、とんでもない本に出会ってしまった。

ケルベロス第五の首 (未来の文学)

ケルベロス第五の首 (未来の文学)