メモ:カバー曲を録音して発売するには その3(おわり)
そういえば、3月に途中まで書いてたので、どうなったかだけメモしておきます。とりあえずJ-RAPPというシステムのユーザIDとパスワードを取得&ログインして、そこから申請出来るとこまでは前回書きました。
- メモ:カバー曲を録音して発売するには
http://d.hatena.ne.jp/biwacovic/20120315/1331817693
- メモ:カバー曲を録音して発売するには その2
http://d.hatena.ne.jp/biwacovic/20120329/1333031085
その後、しばらく待っていると、連絡先として登録した携帯電話にJASRACの人から電話があって、「カバーする曲だけじゃなくて、収録曲の全部の曲名、長さを登録してください」という丁寧な依頼を受けました。そっからすぐに申請すれば良かったんですが、なんとなく面倒くさくて先延ばしにしているうちに、CD制作の締切り(自分で設定してるんだけど)が来てしまい、結局JASRACとのやり取りにミスがあったら発売が遅れてしまうなあ・・・ということで、申請自体をCDのプレス業者さんに委託しました・・・というのが今回のオチになります。(委託代行料が3000円で、JASRACの著作物二次使用料は2000円とちょっとでした)
結論としては、
- 使用料は、JASRAC許諾の曲数、アルバム全体の曲数、プレス枚数、販売価格で決まるかなり単純な仕組み。
- 数式をちゃんと計算してないけど、カバーだけのアルバムとかだとすごく高くなると思う。
- 逆に、沢山曲があるなかでカバーを1曲、程度だと安いんだと思う。
- J-RAPPという仕組みは使いづらくはあるけれど、使えないわけでもない。
- 発行された許諾番号をCDにデザインしてプレスすればOK
という感じで、別にクソ高いわけでもなく、クソ面倒くさい訳でもなく、手続きをすること自体のハードルが異様に高いという訳ではありませんでした。とりあえずこれでカバー曲を収録してるからってドギマギしてCDを売る必要はなくなるわけです。
まあその「使用料」が、みかじめ料的なものではないか?という疑念は尽きないのですが(つまりは権利者に正当に配分されてんの?とか)それはまた別途考えていくということで。
以上、あんましパッとしないメモでした。
ちなみに今回こぐまレコードから発売したアルバムは、こちらです。
『ドン珍否島Trippers』
http://www.kogumarecord.org/banquet/donting/index.html
二次使用料を払った曲はボブ・ディランのWallflower の日本語カバーです。