豊田道倫『ギター』発売記念ライブ@渋谷O-nest
仕事で徹夜明けで仮眠して、夕方に歯医者に行ったら3分で治療が終了して(ちょこっとだけ削って埋めただけ)、なあんだと脱力しながら渋谷に向かう。渋谷O-nestで豊田道倫ライブ。
昆虫キッズ。楽しかった。すっとんきょうなボーカルと無理矢理ダイナミックな演奏はペイブメントを思わせる。豊田さんの「RIVER」のカバーも良かった。
曽我部恵一。熱演。なんという真面目な。曽我部氏はアルバム「ギター」のプロデューサー。ミュージックマガジンのインタビューであの「SING A SONG」との対比(音の問題で「SING A SONG」は凄い音なんだけど、あえて「ギター」は甘くしてあるみたいなこと(うろ覚え))を熱弁してたけど、まさにその通りなのかもしれない、とライブを見て思った。コアで危険で異様な「豊田道倫」という音楽を、少しだけコーティングしてみるような感じ。それはライブのアンコールでの競演(「夏の終わりの頃の明け方の雷」)でも見て取れた。とってもいいコーラスとギターだった。
豊田道倫×:久下惠生。MC少なめ。もちろん「ギター」の曲中心。「まぼろしちゃん」とか「ゆいちゃん」などのアコースティックセットから、ドラムを加えてのエレクトリック構成へ。「ルイ・ヴィトン」のドラムとギターとボーカルは腰が抜けそうな迫力だった。ラストに「ギター」がハードコアアレンジとでも形容するしかない無茶苦茶な演奏で歌われて、びっくりした。
ラスト。昆虫キッズとの競演。明らかに練習不足ながらも「夏に向かって」はすごくかっこよかった。ニール・ヤング&クレージーホースみたい(笑)。
更に最後に「8.11夜」。こういう曲の素晴らしさをどうやって言葉にすればいいのかよく分からないのだけど、ポップミュージックでこうゆう手触りのものは他に無い気がする。詩とかの世界ではあるのかしら?なぜかはわからないのだけど、とても好きな曲だということだけは確かである。
渋谷の街。もうすぐ夏がくる。今日は一人で見に行ったので、飲みには行かずに真っすぐ帰宅。家に帰ってビールを飲んでいる。名曲「ギター」を聴きながら。
東急ハンズで買った、3000円の結婚指輪
どうせ僕はすぐに 無くしてしまうかもしれない
結婚なんて 結婚というより
死ぬまで僕らセックス出来るかな
死ぬまで僕らキス出来るかな
死ぬまで僕ら居酒屋行けるかな