東京 0-1 浦和

日曜日。年に一度、浦和の人がたくさんやってきて大変な日。5年も勝ってないと、もう別に無感覚になるなあ・・というのは嘘で、ああやっと今回こそは勝てるんじゃないだろか、と思っていた人は多いことだろう。事実、前半を見る限りは、まあ勝つだろうなって感じでしたが、恐ろしやサッカー。負けちゃいましたね。得点直後の退場で浦和はやることが明確になって、よくあるパターンだと言ってしまえばそれまでだけど、火曜日には先制点でグッと楽になったのは自分たちの方だったし。

この日は18:30から渋谷のO'nestでライブを見に行く予定だったので、後半40分過ぎに席を立った。浦和戦の後は、結果に関わらず混雑が凄いので。

駅に着いて、負けを確認した。がっくりだが、まあ、「いい事ばかりはありゃしない」ってね。

neco眠る vs あらかじめ決められた恋人たちへ

渋谷O-nestで「neco眠る」と「あらかじめ決められた恋人たちへ」ツーマン。これ、知らない人が聴いたらバンド名だと思わないのは確実な2組。関西発のアンダーグラウンド・インスト・ダンスミュージック対決?というかピアニカ対決?

ずっと前から見たくて、なぜかタイミングがあわなかった「neco眠る」。期待に違わず楽しかった。分類とかキャッチフレーズとかが無意味で、ダンスミュージックって呼ぶよりは村祭りの余興と言った方がしっくりするし、そもそも音楽というのはアーティストの苦悩をヘッドフォン経由で伝えるんじゃなくて、祭りや儀式の場で狂躁状態になるために鳴らされるものだったはずだよな・・と気づかされる。CDに意味がないとは言わないが、ライブが本当に楽しいバンドだと思った。

「猫がニャ〜て、犬がワンッ!」良かった。最後に「ENGAWA DE DANCEHALL」で会場爆発、若い(笑)って素晴らしい。

その後、「あらかじめ決められた恋人たちへ」。去年のレコ発以来。池永さんはMCのときは、基本的には何をしゃべってるのか全然分からない(笑)のだが、この日は場内から「ちゃんと話してくださーい」という指導(笑)があったせいか、何を言ってはるのかわかった。奥さんの安産を願って作ったという曲が美しくも不安な感じの名曲で、でも単なるいい曲にならず、感情を揺さぶるのは不気味なマグマのようなものが見え隠れするからだと思う。ライブでの絶叫、恍惚、忘我・・・テルミンの調べと、工場の作業音のようなドラムとダブミックス。ベースもぶいぶい空気を揺らし、なんだかよくわからないが見ている側も忘我の境地に誘われる。

「よく眠る」という曲が実は僕は一番好きで、この日も一番盛り上がって嬉しかった。